会長あいさつ

会長就任のご挨拶 (2024年1月)

新年あけましておめでとうございます。

皆様にとって、輝かしい新しい年が始まりますよう、心よりお祈り申し上げます。

去る年は、福岡県社会福祉士会の30周年を迎え、節目の年となりました。この大切な年に、皆様方の熱意とご尽力に心から感謝申し上げます。30周年記念式典は、皆様のご協力と参加により、温かく、感動的で充実したものとなりました。これもひとえに皆様のご支援の賜物であります。

式典では、福岡県社会福祉士会の歩みや成果を振り返るとともに、これからの展望についても共有し、一層の発展と進化に向けた力強いスタートとなりました。皆様方のおかげで、結束を深め、地域社会においてより意義ある役割を果たせることを確信しております。

新年が始まり、我々は引き続き福祉に尽力し、地域社会に貢献していく決意を新たにしています。30周年の節目を迎え、これからも一層団結し、福祉の発展に向けて共に努力し、更なる前進と共に、会員支援の充実に向けて積極的な努力を重ねてまいります。会員の皆様がより効果的に活動できるよう、様々なサポートプログラムを拡充し、情報発信や研修機会を検討いたします。また、会員相互のネットワーキングや交流の場を促進し、絆を深めながら共に成長できる環境を整えてまいります。

会員支援の充実には、皆様方のご意見やフィードバックが不可欠です。どんな小さな声も大切に受け止め、それをもとに改善を進めていく姿勢を崩さず、より良いサービスを提供できるよう邁進してまいります。

本年も変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、皆様にとって幸多き一年となりますよう心よりお祈りいたします。

2024年 1月

公益社団法人福岡県社会福祉士会

                       会長 髙  田  裕  矢

 

会長就任のご挨拶 (2023年1月)

2023年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

皆様には健やかに新年をお迎えのことと思います。旧年中は、本会の活動に多大なるご支援、ご協力を賜りましたことを心から感謝申し上げます。また、感染拡大防止に鋭意取り組みつつ業務に日々ご尽力されておられる福祉専門職の皆様に心から敬意を表し、深く感謝申し上げます。

昨年を振り返ると、新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和が始まり、感染防止対策を行いつつ各種イベントの開催や飲食店での会食などが再開され、以前のような日常を取り戻しつつあるように思います。

このような情勢の中、本会においても大会テーマを「デザイン~つながりのかたち~」として「第12回九州・沖縄ブロック社会福祉士研修会in Fukuoka」を主催し、1日目には上野谷加代子先生による基調講演、シンポジウム「新しいつながりの創造」、2日目には4つの分科会をハイブリッドにて開催し、新型コロナウイルス感染症の拡大で影響を受けたソーシャルワーク実践を次のステージに向け昇華すべく、研修+交流することができました。これだけの九州・沖縄ブロックの社会福祉士が一堂に会するのも数年ぶりであり、withコロナを継続しつつもアフターコロナを見据えた活動に展開するタイミングでもあるのかもしれません。

世間ではリモートワークなどの行動変化に伴い、たとえば巣ごもり需要といわれるような新たな消費、デジタル・トランスフォーメーション加速のための投資など、新たな需要も生まれてきています。私たち社会福祉士もこれまで積み上げてきた実践を糧にしながらも、情勢の変化に対応できるようになるために、専門職同士で手を取り合い「つながりのかたちをデザインする」ことが求められています。

また、我が国では少子高齢化が進み、人口減少社会が本格化するなど社会環境は大きく変化し、子育てや介護を巡る問題、社会的孤立、生活困窮、児童・高齢者の虐待問題、子どもの貧困問題など、更に近年では地震、風水害をはじめとする様々な自然災害が頻発・激甚化し、それに伴う福祉課題や生活課題は多様化・複雑化そして深刻化しています。

私たちソーシャルワークの専門職団体の使命は、これら課題を解決する手段として会員間はもちろん、ソーシャルワークの専門職団体同士でも連携し、ソーシャルワークの実践により人々の幸せの実現を目指すことだと考えます。今後とも皆様と更に連携を深めながら、ともに使命に向かい邁進できればと思います。

結びに、新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を願うとともに、会員の皆様方のご多幸とご活躍を祈念し新年のご挨拶とさせて頂きます。

2023年 1月

公益社団法人福岡県社会福祉士会

                       会長 髙  田  裕  矢

 

会長就任のご挨拶 (2022年6月)

会長 髙田 裕矢(たかだ ゆうや)

会員の皆様には、日頃より本会の活動にご理解とご協力を頂き感謝申し上げます。

このたび、第26回定期総会におきまして、公益社団法人福岡県社会福祉士会の会長を拝命致し、身の引き締まる思いです。

本会は1993年の設立以降、2012年には公益社団法人格を取得し、現在1800名を超える会員により構成されています。これまで歴代の役員の方々や会員一人ひとりが築いてこられた道筋、更にこれまで本会の運営や組織基盤の確立に多大なる貢献をされた百枝孝泰会長のあとを引き継ぎ、浅学非才の身ではありますが、新たな体制のもと福岡県民の社会福祉の向上に寄与すること、国家資格である社会福祉士の地位向上を目的として、会員の皆様とともに新たなステージに向け更なる発展に向かい取り組んで参りたいと思います。

新体制につきましては。副会長に田中伸助氏、安田征司氏、向野公浩氏。常務理事に木山淳一氏に就任頂きました。以上4名の方のほか芳川龍太氏を加えて業務執行を担って頂くことになりました。選任にあたってはこれまで本会内外で活躍され、その信頼と実力は折り紙付きと言えるメンバーで構成することができました。更には、理事・監事の全ての方が非常に頼もしく、私も不安なく会長の職務を全うできるものと確信しています。

さて、2019年の年末に確認された新型コロナウイルスは2020年1月に国内初の感染者が確認された以降、世界中が翻弄されることになりました。そして、現在も未だウイルスは変異しつつ猛威を振るっているなかで、コロナ禍以前に私たちが構築してきた様々なシステムも変異しつつあります。地域のコミュニティは一部断絶され、会議や研修はオンライン化の一途を辿っています。個人的にオンラインでの会議等は空気が読みにくく苦手意識がありますが、私たちはコロナ禍による行動変容を求められているのかもしれません。これだけ新型コロナウイルスが蔓延し、それに屈する行動変容であったとしても、このような時代だからこそ私たち専門職同士、または団体同士で手を取り合い「新しいつながり」を作り出すことができると信じています。

この「新しいつながり」を作り出すことの後押しを本会が担うことができるよう、基本理念である「ソーシャルワークの実践により人々の幸せの実現を目指す」を使命とし、社会福祉実践を通して「福岡県民の福祉の向上」を図ることはもとより、第2期中期計画において重点施策として位置付けている(1)活動基盤の強化(2)専門性の向上(3)ソーシャルワークの推進を図りつつ組織率の向上を図ってまいります。

なかでも活動基盤の強化として、現在支部組織の設置に向けて検討を始めております。活動基盤の機能を実際の実践地域に移すことによって専門職同士、団体同士だけでなく、地域の方々をも含めた「新しいつながり」を作り出すことができるものと考えます。

最後に、公益法人として保健・医療・福祉等の領域においてのソーシャルワークが県民の方々の福祉の向上に寄与できるように、本会の運営や活動に対し責務を全うし、さらなる発展のために努力していきたいと思いますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

2022年 6月

公益社団法人福岡県社会福祉士会

                       会長 髙  田  裕  矢

 

新年のご挨拶 (2021年1月)


百枝 孝泰
(ももえ たかやす)

2021年の年頭に当たり謹んでご挨拶を申し上げます。皆様には健やかに新春をお迎えのことと存じます。また昨年も多くの皆様にご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

ただ昨年は、とりわけ新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい日常生活に多大な影響が生じている中において、罹患された皆さまと、感染拡大により生活に影響を受けられている皆さまには心よりお見舞いを申し上げるとともに、今も日夜従事頂いている現場の医療、福祉の現場の皆様方には、心から感謝申し上げます。

このような状況下、今なお、感染拡大の第3波を受け、まだ全国的に新型コロナウイルスの感染症による社会経済活動及び日常生活にも影響を受け、また収束の目途は今も見えない中では今後さらにコロナ禍における生活困窮者等の増大など、福祉ニーズはよりいっそう高まってくるものと思われ、今後更に社会福祉士の役割の重要性が増してくるものと思います。ただ早期の収束と平穏を願ってやみません。

さて今年度は本会にとっての第1期中期計画の最終年でした。5か年の事業目標は概ね達成できている状況です。また現在、第2期中期計画の作成をしており、とりまとめを行っている段階です。

昨年9月の社員総会では苦情解決及び正会員の懲戒に関する規定等や新設として綱紀委員会の設置について承認を頂きました。本格的な運用には種々の準備が必要になりますが、これは本会にとって、かつ本会に所属する個々の社会福祉士の専門性を裏付けする重要な事項です。社会福祉士の認知、また社会的地位の向上を図っていくためには、本会の組織基盤・体制の整備は欠かせません。今後とも所属する会員の専門性の向上に寄与できる環境づくりが図られながら、ソーシャルワークの推進を図っていくことが極めて重要に思います。

昨年は本会の活動も何かと制約を受けながらの活動自粛を余儀なくされましたが、今後も、財政基盤の強化、支部組織の設置に向けた具体的な検討を進めながら、社会福祉士会の魅力を発信しつつ、それらをもって入会促進・退会抑止を図り、職能団体としての体制拡充・機能強化並びに危機管理体制の整備・検討を行っていきます。

約1,800名となる会員一人ひとりがソーシャルワークの専門職としての資質向上に向け、また本会としてその支援についてICT活用の手法を検討しながら体制整備を進めていきます。

またより身近な単位での活動拠点を整備、検討しながら活動を更に活性化させていきます。もって関係諸団体との積極的な連携を図りながら社会福祉士として、社会福祉士会として使命を果たしていかなければと思うところです。

最後に、私たち社会福祉士一人ひとりの実践が、福岡県民の福祉の向上に寄与し、社会的に認知されることで社会福祉士の地位向上に繋がります。会員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

2021年1月吉日

公益社団法人 福岡県社会福祉士会

会 長    百枝 孝泰

 

 

新年のご挨拶 (2019年1月)

 百枝会長写真(通信用)

 

 

 

 

百枝 孝泰(ももえ たかやす)

 

新年あけましておめでとうございます。

 2019年の年頭に当たり謹んでご挨拶を申し上げます。皆様には健やかに新春をお迎えのことと存じます。また昨年も多くの皆様にご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、本年は「平成」の時代から、元号も変わり新たな時代へ突入します。昭和から平成へ変わるその頃、社会は経済状況の変化の過渡期、「肥大化」した行財政の見直しのため、社会福祉の分野においても臨調行革路線の見直しが暫時進められていった時代でした。平成元年には、高齢者保健福祉推進十ヵ年戦略(ゴールドプラン)の策定、翌年には社会福祉関係八法改正と、以降、社会福祉基礎構造改革を契機として、社会福祉諸制度の供給と利用、その構造に大きな変化がもたらされました。「平成」は、戦後復興期から形成された社会福祉のパラダイムシフト、また新たな時代への転換期としての意味を持つ時代であったようにも思います。

このような時代を背景に、ソーシャルワークの対象領域、社会福祉士の職域は、高齢者、障がい児・者、児童並びに生活困窮者支援といった分野のみならず、教育、司法及び労働などの分野まで拡がり、その中においてソーシャルワークの機能と役割は、より高度で専門的なものへ進展することが求められています。また同時に新たな時代の要請に応えられるソーシャルワーク専門職としての社会福祉士の役割の確立と地位向上において、本会が果たしていくべき役割は益々大きくなってきたと思っております。

 本年は、第1期中期経営計画(2016-2020)の折り返しの年でもあります。第2期中期経営計画策定に向けての準備、検討を始めて参ります。「公益事業、社会福祉事業、権利擁護事業、研修事業の推進」及び「法人統治」の5つの柱についての振り返りと検証と、これまで築き上げてきた高い公益性と専門性を維持しつつ、内外に向け、より信頼される組織作りを行っていく必要があります。新たな時代の福祉ニーズを見据えながら、今後とも役職員一同、会員の皆様方とともに歩みを進めていきたいと思いますので、ご協力とご支援の程何卒よろしくお願い申し上げます。

 最後になりますが、新たな時代のスタートである本年が、皆様にとって実り多き年となりますよう祈念し、挨拶とさせていただきます。

2019年1月

公益社団法人 福岡県社会福祉士会

 会 長 百枝 孝泰

 

 

会長就任のご挨拶 (2018年7月)

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百枝 孝泰(ももえ たかやす)

 2018年6月24日に開催されました第22回社員総会において新たに会長に就任致しました百枝孝泰です。これまで本会の礎を築いてこられた青栁前会長並びに歴代役員の方々の意志を引き継ぎ、また新たな執行部体制の中で福岡県民の福祉の向上と社会福祉士の地位向上を目指して、誠意取り組んで参ります。

 この度の新執行部につきましては、副会長に伊東良輔氏(4期再任)、稲吉江美氏(4期再任)、多田祐二氏(3期新任)に就任頂き、また今年度から新たに設置した常務理事のポストには長田和宏氏(2期新任)に就任頂くこととなりました。組織基盤の強化並びに組織率向上に向けた取り組みを更に深化させながら次世代の社会福祉士及び職能団体へと継承、発展できる組織作りに邁進していく所存です。

1987年5月に制定された社会福祉士及び介護福祉士法を根拠にソーシャルワーカーの国家資格(社会福祉士)制度が誕生し、本年は施行30周年を迎えます。法施行当時と比べ、人口減少、少子高齢化の進展、また社会経済状況の変化等によるニーズの多様化・複雑化に伴い、既存の制度では対応が難しい様々な課題が顕在化してきており、まさに現代は激変の時代です。最近では、このような社会ニーズの変化による福祉ニーズの増大の中でソーシャルワーク機能、役割の重要性が益々高まってきています。またその中で社会福祉の対象領域も、それまでの高齢、障がい、子どもなどの属性、医療、地域福祉といった領域に加え、司法、教育、生活困窮者問題及び労働問題等多岐に渡り、制度横断的な課題への対応、また必要な社会資源の開発といった役割と力量が社会福祉士には求められています。

本会は、年度内には1700名を超える会員数となる見込みです。全国でも5番目(2018年3月末日時点)の規模の組織となりますが、とりわけ近年の士会の組織率は低下の一途を辿っており、組織率向上に向けての取り組みはソーシャルワーカーの職能団体として重要な課題となっています。

今期はとりわけ、上記のような諸課題に対し、これまでの取り組みを踏まえつつ、内外へ「社会福祉士」「社会福祉士会」をご理解いただけるような“魅力”を発信、ソーシャルワークの専門職である「社会福祉士」の存在価値を高めるため、必要とされる専門性の獲得と向上を更に推進して参ります。

我々、社会福祉士が、福祉を必要とする方々の幸福を追求し、実現できる実践を積み重ね、またそれらを通して社会的な認知を更に高めていけることを願っております。今後とも会員の皆さまのご支援とご協力を切にお願い申し上げます。

2018年7月

公益社団法人 福岡県社会福祉士会

 会 長 百枝 孝泰

 

 

会長就任のご挨拶 (2016年7月)

2016年度起案書管理簿 - ショートカット.lnk 

青栁 壮悟(あおやぎ そうご)

2016年619日に開催されました福岡県社会福祉士会総会において役員改選が行われ、代表理事(会長)に就任致しました青栁壮悟でございます。これまで本会を築いてこられた上釜前会長をはじめ歴代役員の方々の意志を引き継ぎ、新役員と共に福岡県民の福祉の向上と社会福祉士の地位向上を目指して、しっかりと取り組んでいく所存です。どうぞよろしくお願い致します。

本会は1993年に設立され、現在の会員数は1,600人に迫っています。この23年間、本会会員の皆様が様々な社会のニーズに応えるため、体制を築いて来られた結果、権利擁護センターぱあとなあ福岡、行政からの受託事業を推進する各チーム、福岡県弁護士会との共同事業であります福岡高齢者・障害者虐待対応チーム、生涯研修センター、各ブロック活動等、現在約30の委員会を設置し、約170名の会員の方々が活動に携わられています。多岐にわたる活動状況を見ますと本会は、正に会員の皆様の努力の結晶だと考えます。今後も承継、発展させる使命を担っていることを自覚し、取り組んでまいります。

さて、2016年度は、第1期中期経営計画(2016年度~2020年度)の初年度です。基本理念は、「ソーシャルワークの実践により人々の幸せの実現を目指します」と設定し、中長期ビジョンとしては「幸せがあふれる社会づくりに努めます」と掲げています。「幸せ」を感じる瞬間は、人それぞれ異なりますが、私たち社会福祉士が個々の生活問題に取り組み、質の高い相談援助を行うことで人々が「幸せ」を感じることができるようになることは、私たち社会福祉士の「幸せ」にも繋がります。人々の幸せを実現させるために、私たちに求められることは、質の高い相談援助を提供できるよう自己研鑽を積むことです。本会では、生涯研修制度の研修を充実させ、会員の皆様が生涯にわたってスキルアップができるよう体制づくりを行っています。また、本会の委員会活動に参加することも自己研鑽に繋がります。私自身も社会福祉士の資格取得後、入会してから今まで様々な委員会活動に携わらせていただくことで、所属事業所では得られない経験を積むことができました。自己研鑽の場を提供する事が職能団体の役割です。より多くの会員の皆様が本会の委員会活動に携わっていただけるよう、取り組んでまいります。

最後に、私たち社会福祉士一人ひとりの実践が、福岡県民の福祉の向上に寄与し、社会的に認知されることで社会福祉士の地位向上に繋がります。役員、事務局だけでは微力でも、約1,600名の会員の力を合わせれば大きな力となります。会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。

2016年7
公益社団法人 福岡県社会福祉士会
会 長  青栁 壮悟

 

 

新年のご挨拶 (2016年1月)

 DSC_2909              謹賀新年

 

新年あけましておめでとうございます。2016年は干支で言いますと丙申の年となります。丙は「物事が明らかになっていく」という意味があり、申は「すくすくと真っすぐに伸びていく」ことを示しているといわれています。そうしたことから、今年は事業が積極的に進展する成長の年といえるのではないでしょうか。

私たち福岡県社会福祉士会は、第1期中期経営計画(2016-2020)を策定し、公益事業の推進と社会福祉士の質を高め、地位の向上につなげていくための飛躍の年にしたいと考えております。

2015年度の事業進捗状況といたしましては、重点施策を中心に概ね目標を達成することができています。

「新たな公益事業の推進」では、県民向け出前講座開設に向けたプロジェクトチームが動き出したほか、福岡県精神保健福祉士協会・福岡県医療ソーシャルワーカー協会と当会でソーシャルワーク三団体の連携も進められております。「生涯研修制度の運営」においては、認定社会福祉士制度の推進に必要なスーパービジョンが始まりました。「権利擁護センターぱあとなあの運営」では、成年後見人養成研修を実施してぱあとなあ名簿登録者を増員し、後見人等の受任件数の伸びにつながりました。「委託事業の実施」については、相談支援従事者初任者研修事業の指定を受け新規に実施することができました。「事務局体制の強化」では、常勤の事務局長を配置して、理事会運営及び事務局業務の統括を進めています。

さて、2016年度の事業計画の重点施策は、第1期中期経営計画に沿って、「新たな公益事業の推進」「生涯研修制度の推進」「権利擁護事業の推進」「社会福祉事業の推進」「法人統治の推進」の5つを柱にして、これまで継続実施してきた事業を行うとともに、新規事業にもさらに取り組んでいく予定です。

社会福祉の動向として、社会福祉士が働く領域は、高齢者・障害者・子ども・低所得者・保健医療・司法福祉などの分野に広がりを見せていますが、制度の狭間におかれている人々への支援や権利侵害を受けやすい立場にある方への支援は、人権と社会正義を拠り所とするソーシャルワーカーの使命でもあります。

私たち社会福祉士会は、人々の生活問題に深く関与し、よりよい社会の実現に向けて社会福祉活動を展開していくこととし、生涯研修制度を推進して会員個々の資質向上に取り組むほか、会員相互のネットワークを社会資源の一つとして内外に周知していくことも重要であると考えています。

本年も役員一同、会員の皆様方とともに歩みを進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年1月吉日
公益社団法人 福岡県社会福祉士会
会長  上釜 光輝

                                    

 

 

 

新年のご挨拶 (2015年1月)

 DSC_2909

新年あけましておめでとうございます。
  福岡県民の皆様、会員の皆様におかれましては、実り多き一年となりますようご祈念申し上げます。
  私たち社会福祉士会は公益社団法人として3年目を迎えますが、昨年を振り返ってみると大変厳しいものであったと重く受け止めております。行政等委託事業における労務管理において法令違反を指摘され、労働基準局からの是正勧告等を受けたことや時間外労働にたいする不払いを疑念する新聞報道がなされました。このことで会の名誉を著しく傷つけ、会員個人に対しても言われなき中傷があったかもしれません。会員の代表として、その執行を預かる立場として、深くお詫び申し上げます。今後このようなことがないように再発防止に努めて参ります。
 
  さて私たちは、公益法人としてどのように取り組んでいけば定款に定める事業目的を達成できるでしょうか。目的は、職能団体として県民の福祉の向上に寄与することであり、会員の資質向上に向けた研修制度の充実と専門性を発揮する実践活動を展開することであります。
  その答えは「顔の見える関係作り」「会員同士のつながり」であると考えています。会員の皆様方の想いは、社会福祉士として専門性を高めたい、理論に裏打ちされた実践力を社会に還元していきたい、福祉の支援が必要な利用者の幸福を追求したい、といったことだろうと拝察いたします。私たちは一人では取り組みにくいことであっても、集団となって知恵を出し合えば、相当なソーシャルアクションが起こせることを知っています。そして、ホームレス支援、長期入院患者の退院促進、成年後見制度の発展など、社会的な要請に職能団体として応えてきた実績があります。事業推進に携わってきた先輩方の「つながり」があったからこその成果と確信しています。
 
  私は県民の皆様方に社会福祉士会の取り組みを見守って頂きたいと思っています。この一年、どのような事業に取り組んで、どのような成果を発揮することができたのか、きちんと広報周知して参ります。
  最後に会員の皆様には「県民の福祉の向上と社会福祉士の専門性の向上に寄与する」ために一肌脱いで頂きたいと思います。それは会員活動への「参加」と「協働」によって達成できると考えています。「会の活動に積極的に参加すること」「研修受講をすること」「研究活動をすること」「一人でも多くの社会福祉士とつながること」など、どんなことでも結構です。全員野球で社会福祉の夢を語っていきませんか。
  役員一同、会員の皆様方の力を借りながら一意専心取り組んで参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

公益社団法人福岡県社会福祉士会
会長  上釜 光輝

 

新年のご挨拶(2014年1月)

 新年あけましておめでとうございます。

 2014年(平成26年)がいよいよスタート致しました。福岡県民の皆様、会員の皆様におかれましても初春の慶びを祝っておられることと存じます。会を代表して新年のご挨拶を申し上げます。

 私たち社会福祉士会にとりましても今年は飛躍の年となりますよう、会員一丸となって事業の運営に取り組んで参りたいと思います。

 昨年は本会の設立20周年記念式典・記念祝賀会を開催いたしました。多数のご来賓や設立当初から会の発展にご尽力いただいた方々とともに、20年の歩みを振り返りながら、楽しいひとときを過ごすことができました。20周年記念式典事業実行委員会を組織して運営を行いましたが、日頃、連携する機会の少ない委員会同士のつながりができ、多くの会員がスタッフとして参加いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

 今年は中期経営計画を策定し、会の持続的発展を図ることと、各事業年度における重点施策をより明確にしていく必要があると考えております。会員からもご意見を賜りながら、組織強化を行って参ります。法人運営をより万全にしていくために、常勤役員の配置や事務局体制のさらなる整備について、検討を進めていきたいと思います。

 本会が参加している日本社会福祉士会は、本年から公益社団法人に移行する予定です。都道府県社会福祉士会が会員となり、連合体を組織する形で運営を行います。権利擁護の実践者たる職能団体として、ますます社会的な責任は重くなって参ります。生涯研修制度を充実させ、認定社会福祉士制度を軌道に乗せていくことも必要です。

 本会の生涯研修センター協議会では、認定社会福祉士認証・認定機構に認証された研修を急ピッチで整備しております。2014年度はいくつか研修案内できると思います。認定社会福祉士は、研鑽を積み重ねた社会福祉士であることの証明ですし、いずれは実践力のある社会福祉士として認められるように、会をあげて取り組んで参ります。

 本年は役員改選の年でもあります。事業運営が多岐にわたり、それに伴い委員会や事業推進チームも増え会員の参画が是非とも必要です。福祉の現場や行政機関、大学等で積み上げた実践力と人脈を職能団体の役員として、遺憾なく発揮していただける人材を求めています。どうぞよろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、役員改選まで残りわずかとなりましたが、役員として目標に掲げたことを一つずつ達成していきたいと考えております。時代の荒波は厳しさを増すばかりですが、明るく楽しく仕事に励んでいきたいと思います。会員のみなさにおかれましても幸多き一年となりますよう祈念いたしまして、ご挨拶に代えさせていただきます。

2014年元旦

 

公益社団法人福岡県社会福祉士会

会長  上釜 光輝

 

会長就任のご挨拶 (2012年6月)

uekama上釜光輝 (うえかま みつてる)

この度、代表理事・会長に就任いたしました上釜でございます。泉前会長からバトンを受け、2年間の任期を全うできるよう努力精進して参りますので、どうぞよろしくお願いします。
 本会は、この4月から公益社団法人として新たにスタートいたしました。県民の社会福祉の向上を目的として、実に多くの公益事業を展開しております。県民に対しましては、成年後見・権利擁護に関する事業、行政等からの委託事業、福祉サービス評価事業、高齢者虐待防止事業などのサービスを提供しておりますし、職能団体として、調査研究事業を通じて施策提言や本会事業運営等の広報啓発など情報発信に努めています。そして、会員の皆様方に最も重要と思われる新生涯研修制度及び認定社会福祉士制度の運用がございます。年間30回以上の研修事業を実施していることはご承知のとおりです。
 さらに社会福祉士を目指す方への資格取得支援に力を入れておりますし、経験の浅い会員向けに見学や交流の場を企画しています。法人事務局の機能を強化するために適切な職員配置に努めていきます。また、本会と日本社会福祉士会は連合体組織として、より一層協力体制を深めて社会福祉士の地位向上を目指します。
 新しく選任された理事の方々と協働しながら、これらの事業を推進していくことになりますが、まずは生涯研修制度の適切な運営を期するために、本会の委員会組織の再編から取り組んでいきたいと考えます。会員の皆様方からご意見を賜りながら、研修事業の充実を図って参ります。
 私たちが福岡県民の期待に応えていくためには、1300余名という会員の皆様方のお力が是非必要です。総会や委員会活動に積極的に参画いただき、会の発展にご協力下さい。チームFCSW(福岡県社会福祉士会)を旗印に2年間頑張ります。