会長あいさつ
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積雪による営業時間変更のお知らせ
日頃より本会の活動に対しまして、ご理解ご協力を賜り誠にありがとうございます。
1月24日の営業に関しまして、積雪および、交通機関に関わる影響に伴い、営業時間を短縮いたします。
■2022年1月24日の営業時間
9:00~13:00
お客様には大変ご不便をおかけ致しますが、予めご了承頂けますようお願い申し上げます。
足元が非常に悪い状況でございますので、皆様もどうぞお気を付けくださいませ。
会長あいさつ
会長就任のご挨拶 (2023年1月)
2023年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様には健やかに新年をお迎えのことと思います。旧年中は、本会の活動に多大なるご支援、ご協力を賜りましたことを心から感謝申し上げます。また、感染拡大防止に鋭意取り組みつつ業務に日々ご尽力されておられる福祉専門職の皆様に心から敬意を表し、深く感謝申し上げます。
昨年を振り返ると、新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和が始まり、感染防止対策を行いつつ各種イベントの開催や飲食店での会食などが再開され、以前のような日常を取り戻しつつあるように思います。
このような情勢の中、本会においても大会テーマを「デザイン~つながりのかたち~」として「第12回九州・沖縄ブロック社会福祉士研修会in Fukuoka」を主催し、1日目には上野谷加代子先生による基調講演、シンポジウム「新しいつながりの創造」、2日目には4つの分科会をハイブリッドにて開催し、新型コロナウイルス感染症の拡大で影響を受けたソーシャルワーク実践を次のステージに向け昇華すべく、研修+交流することができました。これだけの九州・沖縄ブロックの社会福祉士が一堂に会するのも数年ぶりであり、withコロナを継続しつつもアフターコロナを見据えた活動に展開するタイミングでもあるのかもしれません。
世間ではリモートワークなどの行動変化に伴い、たとえば巣ごもり需要といわれるような新たな消費、デジタル・トランスフォーメーション加速のための投資など、新たな需要も生まれてきています。私たち社会福祉士もこれまで積み上げてきた実践を糧にしながらも、情勢の変化に対応できるようになるために、専門職同士で手を取り合い「つながりのかたちをデザインする」ことが求められています。
また、我が国では少子高齢化が進み、人口減少社会が本格化するなど社会環境は大きく変化し、子育てや介護を巡る問題、社会的孤立、生活困窮、児童・高齢者の虐待問題、子どもの貧困問題など、更に近年では地震、風水害をはじめとする様々な自然災害が頻発・激甚化し、それに伴う福祉課題や生活課題は多様化・複雑化そして深刻化しています。
私たちソーシャルワークの専門職団体の使命は、これら課題を解決する手段として会員間はもちろん、ソーシャルワークの専門職団体同士でも連携し、ソーシャルワークの実践により人々の幸せの実現を目指すことだと考えます。今後とも皆様と更に連携を深めながら、ともに使命に向かい邁進できればと思います。
結びに、新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を願うとともに、会員の皆様方のご多幸とご活躍を祈念し新年のご挨拶とさせて頂きます。
2023年 1月
公益社団法人福岡県社会福祉士会
会長 髙 田 裕 矢
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保護中: 社会福祉士会
会長あいさつ
会長就任のご挨拶 (2022年6月)
会長 髙田 裕矢(たかだ ゆうや)
会員の皆様には、日頃より本会の活動にご理解とご協力を頂き感謝申し上げます。
このたび、第26回定期総会におきまして、公益社団法人福岡県社会福祉士会の会長を拝命致し、身の引き締まる思いです。
本会は1993年の設立以降、2012年には公益社団法人格を取得し、現在1800名を超える会員により構成されています。これまで歴代の役員の方々や会員一人ひとりが築いてこられた道筋、更にこれまで本会の運営や組織基盤の確立に多大なる貢献をされた百枝孝泰会長のあとを引き継ぎ、浅学非才の身ではありますが、新たな体制のもと福岡県民の社会福祉の向上に寄与すること、国家資格である社会福祉士の地位向上を目的として、会員の皆様とともに新たなステージに向け更なる発展に向かい取り組んで参りたいと思います。
新体制につきましては。副会長に田中伸助氏、安田征司氏、向野公浩氏。常務理事に木山淳一氏に就任頂きました。以上4名の方のほか芳川龍太氏を加えて業務執行を担って頂くことになりました。選任にあたってはこれまで本会内外で活躍され、その信頼と実力は折り紙付きと言えるメンバーで構成することができました。更には、理事・監事の全ての方が非常に頼もしく、私も不安なく会長の職務を全うできるものと確信しています。
さて、2019年の年末に確認された新型コロナウイルスは2020年1月に国内初の感染者が確認された以降、世界中が翻弄されることになりました。そして、現在も未だウイルスは変異しつつ猛威を振るっているなかで、コロナ禍以前に私たちが構築してきた様々なシステムも変異しつつあります。地域のコミュニティは一部断絶され、会議や研修はオンライン化の一途を辿っています。個人的にオンラインでの会議等は空気が読みにくく苦手意識がありますが、私たちはコロナ禍による行動変容を求められているのかもしれません。これだけ新型コロナウイルスが蔓延し、それに屈する行動変容であったとしても、このような時代だからこそ私たち専門職同士、または団体同士で手を取り合い「新しいつながり」を作り出すことができると信じています。
この「新しいつながり」を作り出すことの後押しを本会が担うことができるよう、基本理念である「ソーシャルワークの実践により人々の幸せの実現を目指す」を使命とし、社会福祉実践を通して「福岡県民の福祉の向上」を図ることはもとより、第2期中期計画において重点施策として位置付けている(1)活動基盤の強化(2)専門性の向上(3)ソーシャルワークの推進を図りつつ組織率の向上を図ってまいります。
なかでも活動基盤の強化として、現在支部組織の設置に向けて検討を始めております。活動基盤の機能を実際の実践地域に移すことによって専門職同士、団体同士だけでなく、地域の方々をも含めた「新しいつながり」を作り出すことができるものと考えます。
最後に、公益法人として保健・医療・福祉等の領域においてのソーシャルワークが県民の方々の福祉の向上に寄与できるように、本会の運営や活動に対し責務を全うし、さらなる発展のために努力していきたいと思いますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
2022年 6月
公益社団法人福岡県社会福祉士会
会長 髙 田 裕 矢
新年のご挨拶 (2021年1月)
百枝 孝泰(ももえ たかやす)
2021年の年頭に当たり謹んでご挨拶を申し上げます。皆様には健やかに新春をお迎えのことと存じます。また昨年も多くの皆様にご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
ただ昨年は、とりわけ新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい日常生活に多大な影響が生じている中において、罹患された皆さまと、感染拡大により生活に影響を受けられている皆さまには心よりお見舞いを申し上げるとともに、今も日夜従事頂いている現場の医療、福祉の現場の皆様方には、心から感謝申し上げます。
このような状況下、今なお、感染拡大の第3波を受け、まだ全国的に新型コロナウイルスの感染症による社会経済活動及び日常生活にも影響を受け、また収束の目途は今も見えない中では今後さらにコロナ禍における生活困窮者等の増大など、福祉ニーズはよりいっそう高まってくるものと思われ、今後更に社会福祉士の役割の重要性が増してくるものと思います。ただ早期の収束と平穏を願ってやみません。
さて今年度は本会にとっての第1期中期計画の最終年でした。5か年の事業目標は概ね達成できている状況です。また現在、第2期中期計画の作成をしており、とりまとめを行っている段階です。
昨年9月の社員総会では苦情解決及び正会員の懲戒に関する規定等や新設として綱紀委員会の設置について承認を頂きました。本格的な運用には種々の準備が必要になりますが、これは本会にとって、かつ本会に所属する個々の社会福祉士の専門性を裏付けする重要な事項です。社会福祉士の認知、また社会的地位の向上を図っていくためには、本会の組織基盤・体制の整備は欠かせません。今後とも所属する会員の専門性の向上に寄与できる環境づくりが図られながら、ソーシャルワークの推進を図っていくことが極めて重要に思います。
昨年は本会の活動も何かと制約を受けながらの活動自粛を余儀なくされましたが、今後も、財政基盤の強化、支部組織の設置に向けた具体的な検討を進めながら、社会福祉士会の魅力を発信しつつ、それらをもって入会促進・退会抑止を図り、職能団体としての体制拡充・機能強化並びに危機管理体制の整備・検討を行っていきます。
約1,800名となる会員一人ひとりがソーシャルワークの専門職としての資質向上に向け、また本会としてその支援についてICT活用の手法を検討しながら体制整備を進めていきます。
またより身近な単位での活動拠点を整備、検討しながら活動を更に活性化させていきます。もって関係諸団体との積極的な連携を図りながら社会福祉士として、社会福祉士会として使命を果たしていかなければと思うところです。
最後に、私たち社会福祉士一人ひとりの実践が、福岡県民の福祉の向上に寄与し、社会的に認知されることで社会福祉士の地位向上に繋がります。会員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
2021年1月吉日
公益社団法人 福岡県社会福祉士会
会 長 百枝 孝泰
新年のご挨拶 (2019年1月)
百枝 孝泰(ももえ たかやす)
新年あけましておめでとうございます。
2019年の年頭に当たり謹んでご挨拶を申し上げます。皆様には健やかに新春をお迎えのことと存じます。また昨年も多くの皆様にご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、本年は「平成」の時代から、元号も変わり新たな時代へ突入します。昭和から平成へ変わるその頃、社会は経済状況の変化の過渡期、「肥大化」した行財政の見直しのため、社会福祉の分野においても臨調行革路線の見直しが暫時進められていった時代でした。平成元年には、高齢者保健福祉推進十ヵ年戦略(ゴールドプラン)の策定、翌年には社会福祉関係八法改正と、以降、社会福祉基礎構造改革を契機として、社会福祉諸制度の供給と利用、その構造に大きな変化がもたらされました。「平成」は、戦後復興期から形成された社会福祉のパラダイムシフト、また新たな時代への転換期としての意味を持つ時代であったようにも思います。
このような時代を背景に、ソーシャルワークの対象領域、社会福祉士の職域は、高齢者、障がい児・者、児童並びに生活困窮者支援といった分野のみならず、教育、司法及び労働などの分野まで拡がり、その中においてソーシャルワークの機能と役割は、より高度で専門的なものへ進展することが求められています。また同時に新たな時代の要請に応えられるソーシャルワーク専門職としての社会福祉士の役割の確立と地位向上において、本会が果たしていくべき役割は益々大きくなってきたと思っております。
本年は、第1期中期経営計画(2016-2020)の折り返しの年でもあります。第2期中期経営計画策定に向けての準備、検討を始めて参ります。「公益事業、社会福祉事業、権利擁護事業、研修事業の推進」及び「法人統治」の5つの柱についての振り返りと検証と、これまで築き上げてきた高い公益性と専門性を維持しつつ、内外に向け、より信頼される組織作りを行っていく必要があります。新たな時代の福祉ニーズを見据えながら、今後とも役職員一同、会員の皆様方とともに歩みを進めていきたいと思いますので、ご協力とご支援の程何卒よろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、新たな時代のスタートである本年が、皆様にとって実り多き年となりますよう祈念し、挨拶とさせていただきます。
2019年1月
公益社団法人 福岡県社会福祉士会
会 長 百枝 孝泰
会長就任のご挨拶 (2018年7月)
百枝 孝泰(ももえ たかやす)
2018年6月24日に開催されました第22回社員総会において新たに会長に就任致しました百枝孝泰です。これまで本会の礎を築いてこられた青栁前会長並びに歴代役員の方々の意志を引き継ぎ、また新たな執行部体制の中で福岡県民の福祉の向上と社会福祉士の地位向上を目指して、誠意取り組んで参ります。
この度の新執行部につきましては、副会長に伊東良輔氏(4期再任)、稲吉江美氏(4期再任)、多田祐二氏(3期新任)に就任頂き、また今年度から新たに設置した常務理事のポストには長田和宏氏(2期新任)に就任頂くこととなりました。組織基盤の強化並びに組織率向上に向けた取り組みを更に深化させながら次世代の社会福祉士及び職能団体へと継承、発展できる組織作りに邁進していく所存です。
1987年5月に制定された社会福祉士及び介護福祉士法を根拠にソーシャルワーカーの国家資格(社会福祉士)制度が誕生し、本年は施行30周年を迎えます。法施行当時と比べ、人口減少、少子高齢化の進展、また社会経済状況の変化等によるニーズの多様化・複雑化に伴い、既存の制度では対応が難しい様々な課題が顕在化してきており、まさに現代は激変の時代です。最近では、このような社会ニーズの変化による福祉ニーズの増大の中でソーシャルワーク機能、役割の重要性が益々高まってきています。またその中で社会福祉の対象領域も、それまでの高齢、障がい、子どもなどの属性、医療、地域福祉といった領域に加え、司法、教育、生活困窮者問題及び労働問題等多岐に渡り、制度横断的な課題への対応、また必要な社会資源の開発といった役割と力量が社会福祉士には求められています。
本会は、年度内には1700名を超える会員数となる見込みです。全国でも5番目(2018年3月末日時点)の規模の組織となりますが、とりわけ近年の士会の組織率は低下の一途を辿っており、組織率向上に向けての取り組みはソーシャルワーカーの職能団体として重要な課題となっています。
今期はとりわけ、上記のような諸課題に対し、これまでの取り組みを踏まえつつ、内外へ「社会福祉士」「社会福祉士会」をご理解いただけるような“魅力”を発信、ソーシャルワークの専門職である「社会福祉士」の存在価値を高めるため、必要とされる専門性の獲得と向上を更に推進して参ります。
我々、社会福祉士が、福祉を必要とする方々の幸福を追求し、実現できる実践を積み重ね、またそれらを通して社会的な認知を更に高めていけることを願っております。今後とも会員の皆さまのご支援とご協力を切にお願い申し上げます。
2018年7月
公益社団法人 福岡県社会福祉士会
会 長 百枝 孝泰
会長就任のご挨拶 (2016年7月)
青栁 壮悟(あおやぎ そうご)
2016年6月19日に開催されました福岡県社会福祉士会総会において役員改選が行われ、代表理事(会長)に就任致しました青栁壮悟でございます。これまで本会を築いてこられた上釜前会長をはじめ歴代役員の方々の意志を引き継ぎ、新役員と共に福岡県民の福祉の向上と社会福祉士の地位向上を目指して、しっかりと取り組んでいく所存です。どうぞよろしくお願い致します。
本会は1993年に設立され、現在の会員数は1,600人に迫っています。この23年間、本会会員の皆様が様々な社会のニーズに応えるため、体制を築いて来られた結果、権利擁護センターぱあとなあ福岡、行政からの受託事業を推進する各チーム、福岡県弁護士会との共同事業であります福岡高齢者・障害者虐待対応チーム、生涯研修センター、各ブロック活動等、現在約30の委員会を設置し、約170名の会員の方々が活動に携わられています。多岐にわたる活動状況を見ますと本会は、正に会員の皆様の努力の結晶だと考えます。今後も承継、発展させる使命を担っていることを自覚し、取り組んでまいります。
さて、2016年度は、第1期中期経営計画(2016年度~2020年度)の初年度です。基本理念は、「ソーシャルワークの実践により人々の幸せの実現を目指します」と設定し、中長期ビジョンとしては「幸せがあふれる社会づくりに努めます」と掲げています。「幸せ」を感じる瞬間は、人それぞれ異なりますが、私たち社会福祉士が個々の生活問題に取り組み、質の高い相談援助を行うことで人々が「幸せ」を感じることができるようになることは、私たち社会福祉士の「幸せ」にも繋がります。人々の幸せを実現させるために、私たちに求められることは、質の高い相談援助を提供できるよう自己研鑽を積むことです。本会では、生涯研修制度の研修を充実させ、会員の皆様が生涯にわたってスキルアップができるよう体制づくりを行っています。また、本会の委員会活動に参加することも自己研鑽に繋がります。私自身も社会福祉士の資格取得後、入会してから今まで様々な委員会活動に携わらせていただくことで、所属事業所では得られない経験を積むことができました。自己研鑽の場を提供する事が職能団体の役割です。より多くの会員の皆様が本会の委員会活動に携わっていただけるよう、取り組んでまいります。
最後に、私たち社会福祉士一人ひとりの実践が、福岡県民の福祉の向上に寄与し、社会的に認知されることで社会福祉士の地位向上に繋がります。役員、事務局だけでは微力でも、約1,600名の会員の力を合わせれば大きな力となります。会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。
2016年7月
公益社団法人 福岡県社会福祉士会
会 長 青栁 壮悟
新年のご挨拶 (2016年1月)
謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。2016年は干支で言いますと丙申の年となります。丙は「物事が明らかになっていく」という意味があり、申は「すくすくと真っすぐに伸びていく」ことを示しているといわれています。そうしたことから、今年は事業が積極的に進展する成長の年といえるのではないでしょうか。
私たち福岡県社会福祉士会は、第1期中期経営計画(2016-2020年)を策定し、公益事業の推進と社会福祉士の質を高め、地位の向上につなげていくための飛躍の年にしたいと考えております。
2015年度の事業進捗状況といたしましては、重点施策を中心に概ね目標を達成することができています。
「新たな公益事業の推進」では、県民向け出前講座開設に向けたプロジェクトチームが動き出したほか、福岡県精神保健福祉士協会・福岡県医療ソーシャルワーカー協会と当会でソーシャルワーク三団体の連携も進められております。「生涯研修制度の運営」においては、認定社会福祉士制度の推進に必要なスーパービジョンが始まりました。「権利擁護センターぱあとなあの運営」では、成年後見人養成研修を実施してぱあとなあ名簿登録者を増員し、後見人等の受任件数の伸びにつながりました。「委託事業の実施」については、相談支援従事者初任者研修事業の指定を受け新規に実施することができました。「事務局体制の強化」では、常勤の事務局長を配置して、理事会運営及び事務局業務の統括を進めています。
さて、2016年度の事業計画の重点施策は、第1期中期経営計画に沿って、「新たな公益事業の推進」「生涯研修制度の推進」「権利擁護事業の推進」「社会福祉事業の推進」「法人統治の推進」の5つを柱にして、これまで継続実施してきた事業を行うとともに、新規事業にもさらに取り組んでいく予定です。
社会福祉の動向として、社会福祉士が働く領域は、高齢者・障害者・子ども・低所得者・保健医療・司法福祉などの分野に広がりを見せていますが、制度の狭間におかれている人々への支援や権利侵害を受けやすい立場にある方への支援は、人権と社会正義を拠り所とするソーシャルワーカーの使命でもあります。
私たち社会福祉士会は、人々の生活問題に深く関与し、よりよい社会の実現に向けて社会福祉活動を展開していくこととし、生涯研修制度を推進して会員個々の資質向上に取り組むほか、会員相互のネットワークを社会資源の一つとして内外に周知していくことも重要であると考えています。
本年も役員一同、会員の皆様方とともに歩みを進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2016年1月吉日
公益社団法人 福岡県社会福祉士会
会長 上釜 光輝
新年のご挨拶 (2015年1月)
新年あけましておめでとうございます。
福岡県民の皆様、会員の皆様におかれましては、実り多き一年となりますようご祈念申し上げます。
私たち社会福祉士会は公益社団法人として3年目を迎えますが、昨年を振り返ってみると大変厳しいものであったと重く受け止めております。行政等委託事業における労務管理において法令違反を指摘され、労働基準局からの是正勧告等を受けたことや時間外労働にたいする不払いを疑念する新聞報道がなされました。このことで会の名誉を著しく傷つけ、会員個人に対しても言われなき中傷があったかもしれません。会員の代表として、その執行を預かる立場として、深くお詫び申し上げます。今後このようなことがないように再発防止に努めて参ります。
さて私たちは、公益法人としてどのように取り組んでいけば定款に定める事業目的を達成できるでしょうか。目的は、職能団体として県民の福祉の向上に寄与することであり、会員の資質向上に向けた研修制度の充実と専門性を発揮する実践活動を展開することであります。
その答えは「顔の見える関係作り」「会員同士のつながり」であると考えています。会員の皆様方の想いは、社会福祉士として専門性を高めたい、理論に裏打ちされた実践力を社会に還元していきたい、福祉の支援が必要な利用者の幸福を追求したい、といったことだろうと拝察いたします。私たちは一人では取り組みにくいことであっても、集団となって知恵を出し合えば、相当なソーシャルアクションが起こせることを知っています。そして、ホームレス支援、長期入院患者の退院促進、成年後見制度の発展など、社会的な要請に職能団体として応えてきた実績があります。事業推進に携わってきた先輩方の「つながり」があったからこその成果と確信しています。
私は県民の皆様方に社会福祉士会の取り組みを見守って頂きたいと思っています。この一年、どのような事業に取り組んで、どのような成果を発揮することができたのか、きちんと広報周知して参ります。
最後に会員の皆様には「県民の福祉の向上と社会福祉士の専門性の向上に寄与する」ために一肌脱いで頂きたいと思います。それは会員活動への「参加」と「協働」によって達成できると考えています。「会の活動に積極的に参加すること」「研修受講をすること」「研究活動をすること」「一人でも多くの社会福祉士とつながること」など、どんなことでも結構です。全員野球で社会福祉の夢を語っていきませんか。
役員一同、会員の皆様方の力を借りながら一意専心取り組んで参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
公益社団法人福岡県社会福祉士会
会長 上釜 光輝
役員改選のご挨拶
2014年6月22日の第18回社員総会において役員改選が行われ、新体制の下、執行部も交代致しました。会長には私が就任(再任)し、副会長には梅本政隆氏(再任)、青柳壮悟氏、伊東良輔氏が就任致しました。任期は2016年6月社員総会までの2年間となっております。福岡県民の福祉の向上と会員支援を通じて社会福祉士の地位向上を目指して努力精進して参りますので、よろしくお願い致します。
本会は(公社)日本社会福祉士会の会員として、国際ソーシャルワーカー連盟と国際ソーシャルワーク学校連盟が新たなソーシャルワークのグローバル定義の採択に向けて見直し作業に間接的に携わっております。
ソーシャルワークのグローバル定義(案) 「ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、及び人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。 社会正義、人権、集団責任、及び多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。 ソーシャルワークの理論、社会科学、人文学及び地域・民族固有の知を基盤として、ソーシャルワークは、生活課題に取り組みウェルビーイングを高めるよう、人々やさまざまな構造に働きかける。 この定義は、各国及び世界の各地域で展開してもよい。」 (社会福祉専門職団体協議会国際委員会+日本福祉教育学校連盟による日本語定訳) |
新たなグローバル定義に基づいて、社会福祉の実践と研究を積み上げていくことは職能団体としての責務であると認識しております。認定社会福祉士制度の推進の為に基礎研修をはじめとする研修事業の充実とスーパーバイザーの体制整備に向けて生涯研修センターを中心として鋭意取り組んで参ります。
成年後見制度の推進は、本会の社会貢献活動および権利擁護実践の中核です。家庭裁判所からの推薦依頼は年々増え続けており、今年度から成年後見人養成研修を本会独自に開催することとなりました。研修終了後は50名ほどの名簿登録者に対して、受任前の実務研修、受任後の継続研修、メンター制度の実施など後方支援も充実させていく予定です。
行政等からの委託事業は、長期入院患者社会復帰支援事業、ホームレス巡回相談・アフターケア事業、子どもの健全育成支援事業といった低所得者の支援を中心として、本会会員が事業スタッフとして多数雇用され、それぞれ成果を発揮しております。しかし、それらの事業成果を内外に発信していくことが今後の課題と考えております。
人材育成についても業務独占である地域包括支援センターの社会福祉士への支援、実習指導者養成研修の実施、資格取得後で経験の浅い会員への支援やこれから社会福祉士を目指す学生等に受験対策講座や模擬試験を実施するなど、引き続き支援活動を行って参ります。
また、ブロック活動では会員相互のつながりを強化することや災害対応ガイドラインに基づいた有事に備える体制づくりを目指して、ブロックごとに「顔の見える関係作り」を推進していきたいと思います。あわせて権利擁護センターぱあとなあ福岡でも地域支援部門として、地域にメンターを配置して、いつでも相談できる体制作りを進めていきます。
そして、新たな活動領域も増えていきそうです。生活困窮者支援、司法福祉の分野に対応するために、本会独自の研究を進めるとともにそれぞれ専門機関との連携を深めて行く必要があると考えております。
最後になりますが、公益社団法人として県民からの期待に応えていく為には、組織基盤を強固にしていくことが必要です。事務局体制を強化しつつ、常勤役員の配置についても検討していくこととしています。私たち新役員に課された課題は山積ですが、様々な分野で活躍している「人財の集団」であると信じておりますので、力を合わせて2年間の任期を全うしていきたいと思います。今後とも福岡県民並びに会員の皆様方のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2014年7月1日
公益社団法人福岡県社会福祉士会
会 長 上釜 光輝
2014年度事業計画及び予算について
皆様こんにちは、会長の上釜でございます。
日頃から本会の事業運営にご理解ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
今年は役員改選の年でございまして、選挙管理委員会のもと社員総会で新役員を選出する準備を進めていただいております。
私たち現執行部といたしましては、この2年の任期中に様々な課題に取り組み一定の成果を得て参りました。今後とも「県民の福祉の向上」と「会員の地位向上並びに研鑽の機会の提供」について鋭意取り組んで参りますのでよろしくお願い申し上げます。
さて、標記事業計画及び予算書について、平成26年3月9日(日)第7回理事会において審議の上、承認されましたのでご報告致します。
正式には6月22日(土)社員総会の資料に掲載することとしております。
まず、事業計画においては、生涯研修センターの運営、権利擁護センターぱあとなあの組織体制の見直し、ブロック機能の強化などを重点施策として取り組んで参ります。
予算においては、公益社団法人化とともに会計処理も公益法人会計に移行して、2度目の決算を向かえるわけでございますが、従来からの変更点がいくつかございます。
主な変更点については、主務官庁の指導により、7つあった公益会計区分を1つの公益会計にまとめることとしました。また、連合体組織である公益社団法人日本社会福祉士会の会費について、都道府県社会福祉士会の会員一人あたり6000円から5000円に変更となりました。
そして、持続的な法人運営を行っていくために、特定費用準備金の積み立てを開始致しました。
全員参加の法人運営を心がけておりますので、皆様方も委員会活動やブロック活動、事業スタッフなどに積極的に関わっていただければ幸いです。
計画内容や予算に関して不明な点などがございましたら、本会事務局までお問い合わせ下さい。
2014年度基本方針 |
第1期中期計画の初年度として、役員改選を行い、事業継続性の担保を図っていきたい。 そのために必要となる組織体制の整備、事務局機能の強化を進めていくこととする。 |
重 点 施 策 |
1.公益事業の推進 ①あらたな社会貢献事業の検討(福岡県民への貢献、還元) ②行政等委託事業の運営と内部評価(事業報告書作成と事業スタッフの育成) ③社会福祉の増進に関する自主事業の実施に向けた研究(虐待対応、研修事業) 2.権利擁護センターぱあとなあ福岡の強化 3.ブロック機能の強化 4.生涯研修センターの充実 5.法令遵守と組織強化 6.九州ブロック研修会の開催 |
※2014年度の事業計画書、収支予算書は、「情報公開」のページにてご確認ください。
新年のご挨拶(2014年1月)
新年あけましておめでとうございます。
2014年(平成26年)がいよいよスタート致しました。福岡県民の皆様、会員の皆様におかれましても初春の慶びを祝っておられることと存じます。会を代表して新年のご挨拶を申し上げます。
私たち社会福祉士会にとりましても今年は飛躍の年となりますよう、会員一丸となって事業の運営に取り組んで参りたいと思います。
昨年は本会の設立20周年記念式典・記念祝賀会を開催いたしました。多数のご来賓や設立当初から会の発展にご尽力いただいた方々とともに、20年の歩みを振り返りながら、楽しいひとときを過ごすことができました。20周年記念式典事業実行委員会を組織して運営を行いましたが、日頃、連携する機会の少ない委員会同士のつながりができ、多くの会員がスタッフとして参加いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
今年は中期経営計画を策定し、会の持続的発展を図ることと、各事業年度における重点施策をより明確にしていく必要があると考えております。会員からもご意見を賜りながら、組織強化を行って参ります。法人運営をより万全にしていくために、常勤役員の配置や事務局体制のさらなる整備について、検討を進めていきたいと思います。
本会が参加している日本社会福祉士会は、本年から公益社団法人に移行する予定です。都道府県社会福祉士会が会員となり、連合体を組織する形で運営を行います。権利擁護の実践者たる職能団体として、ますます社会的な責任は重くなって参ります。生涯研修制度を充実させ、認定社会福祉士制度を軌道に乗せていくことも必要です。
本会の生涯研修センター協議会では、認定社会福祉士認証・認定機構に認証された研修を急ピッチで整備しております。2014年度はいくつか研修案内できると思います。認定社会福祉士は、研鑽を積み重ねた社会福祉士であることの証明ですし、いずれは実践力のある社会福祉士として認められるように、会をあげて取り組んで参ります。
本年は役員改選の年でもあります。事業運営が多岐にわたり、それに伴い委員会や事業推進チームも増え会員の参画が是非とも必要です。福祉の現場や行政機関、大学等で積み上げた実践力と人脈を職能団体の役員として、遺憾なく発揮していただける人材を求めています。どうぞよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、役員改選まで残りわずかとなりましたが、役員として目標に掲げたことを一つずつ達成していきたいと考えております。時代の荒波は厳しさを増すばかりですが、明るく楽しく仕事に励んでいきたいと思います。会員のみなさにおかれましても幸多き一年となりますよう祈念いたしまして、ご挨拶に代えさせていただきます。
2014年元旦
公益社団法人福岡県社会福祉士会
会長 上釜 光輝
設立20周年記念式典(2013年8月18日) ご挨拶
みなさま こんにちは 会長の上釜でございます。
主催者を代表して一言ご挨拶申し上げます。
本日は、公益社団法人福岡県社会福祉士会設立20周年記念式典を開催するにあたり、酷暑の中、ご臨席賜りまして、誠に有り難うございます。
ご来賓の皆様方におかれましては、本会の事業運営に一方ならぬご厚情とご鞭撻を賜り厚く御礼申し上げます。
また、記念講演の講師をお引き受けいただいた、厚生労働省の君島室長様におかれましては、遠方からわざわざ駆けつけていただきまして、有り難うございました。
さて、本会の歴史は平成5年に日本社会福祉士会が設立され、全国に支部組織を立ち上げる動きの中で、福岡県支部の立ち上げに64名の会員が参集したところからはじまったと伺っております。初代会長の戸丸敦子様、副会長の泉賢祐様が中心になって組織化を図ってこられました。
その後、第2代会長の下川清澄様、第三代会長臼井宏史様、第4代会長泉賢祐様に、会の運営が引き継がれて参りました。歴代の会長及び役員の方々のご苦労なしには、今日の佳き日を迎えることはできなかったと思います。本当に有り難うございました。
設立20周年の歩みについては、記念誌をお配りしておりますのでそちらで確認いただくこととして、会の発足当初は本当に手弁当の状態で、苦労が絶えなかったことだろうなと拝察するばかりでございます。
昨年度、熊本県社会福祉士会の20周年式典に出席したときに甲斐前会長がお話しされた「社会福祉士会と結婚したのではないかと思うくらい時間を費やしていた」という言葉がとても印象に残っています。私も役員に就任してから、いくつもの委員会や法人運営の責任を任され、正直、何度が逃げ出したい気持ちになったことがありました。そんなときに笑顔で励ましてくれる先輩理事の方や黙々と会務に励む会長のお姿がありました。
私も会長職を務めさせていただいておりますが、副会長のサポートはとても強力で、毎晩遅くまでパソコン上で会務の決裁を行っていると、三役メーリングリストですぐに返信が来るんです。森高副会長、山口副会長、梅本副会長、いつも助けていただき有り難うございます。
話は少しそれてしまいましたが、そうした歴史の上に立って、本会は様々な事業を展開しておりますが、時間の都合上、事業の一つ一つをご紹介することができないのが残念です。
「成年後見制度の推進」、「行政からの委託事業」、「第三者評価事業」、「地域包括ケアの推進」等に努めております。他団体との連携では、「福岡高齢者・障害者虐待対応チーム事業」「福岡絆プロジェクト事業」などの権利擁護活動を展開しております。司法福祉の分野においてもソーシャルワークの必要性が認識されつつあり、新たな分野へも調査研究を進めて参りたいと思います。ソーシャルワーク関係団体の皆様との連携もさらに深めて参ります。
そして、会員の資質向上に関しましては、連合体である日本社会福祉士会と連携を図りつつ、認定社会福祉士認証・認定機構による研修認証を受けるために、生涯研修部の各委員会において鋭意検討、準備中でございます。また、社会福祉士を目指す人材の育成においても発足当初から関わってまいりました。
本会の成長は、すなわち福岡県民の福祉の向上に直結すると考えておりまして、従来型の単年度の事業計画と予算編成では十分とは言えず、会の中長期計画を策定して、本会の目指すべき方向性と組織体制の強化方針を内外に発信していくことが重要であると認識しております。そのうえで組織率の向上に努めたいと思います。
法令遵守の立場を明確にし、真摯な態度で法人運営を担っていくことが私たちの使命であると考えております。今後とも役員一同身を引き締めて会務に励んで参ります。
最後になりましたが、この記念式典を開催するにあたって梅本副会長を中心にして、実行委員会を組織して、昨年11月頃から準備を進めて参りました。全国大会以来の会の総力を挙げての取り組みになったのではないかと思っております。実行委員の皆様、本当に有り難うございました。
この後の式典、記念講演、祝賀懇親会までごゆっくりお過ごしいただきますようお願い申し上げ、これからの会の発展のために叱咤激励のお言葉をたくさん頂戴できれば幸いに存じます。誠に簡単ではございますが、開会のご挨拶とさせていただきます。本日はどうも有り難うございました。
2012年度事業報告・2013年度事業計画についてご挨拶
福岡県民の皆様、会員の皆様、こんにちは。
現執行部体制となり1年が経過いたしました。2013年6月23日に開催された第15回定期社員総会におきまして、2012年度事業報告並びに決算報告をさせていただいたところです。2013年度も役職員一同、全力で取り組んで参りますので、よろしくお願いいたします。
昨年4月に公益社団法人化し、定款に定める本会の事業目的を達成するため、役員並びに委員会活動に参加する会員が一丸となって取り組んで参りました。社会福祉士の国家資格ができて25年を迎えますが、「相談援助を業とする者」として多岐にわたる職業領域で活躍しており、社会的認知も少しずつではありますが進んできています。社会福祉士がどのような仕事をしているのか、福岡県民に対して、社会福祉士の取得を目指す方に対して、より一層の普及啓発を図って参ります。
本会は、定款に定める7つの公益目的事業を中心に事業を展開しておりますが、このところ、行政等からの委託事業が増加傾向にあり、長期入院患者や生活保護受給者、ホームレス、低所得者への支援を行っております。事業実施の成果として、長期入院患者の社会復帰が促進され、ホームレス状態からの脱却や生活保護世帯の子どもの修学支援など実施して、委託元の行政からも高い評価をいただいているところです。
これらの事業を実施するにあたって、事業スタッフとして37名(6/23現在)の社会福祉士を雇用しております。社会福祉士の職域の拡大に寄与していることはもちろんのこと、社会福祉士の資質向上やスキルアップの機会にもつながり、ここでの経験を活かして新しい職につかれている方もいらっしゃいます。これらの事業の多くは、行政のアウトソーシングという見方もできますが、一方で、行政への社会福祉士有資格者の配置促進につながることも期待しております。
会員の資質向上については、新生涯研修制度並びに認定社会福祉士制度がスタートしましたので、本会の組織体制を見直して、新たに「生涯研修センター」を設置いたしました。「基礎研修」「専門分野(高齢、児童、障害、医療、地域社会多文化)」の研修を実施するために、それぞれの委員会が「認定社会福祉士認定・認証機構」に認証された研修プログラムを開発するための検討を始めています。ホームページにおいて研修案内及び、研修履歴管理システムとの連携を図り、会員の皆様が安心して研修計画を立てることができるよう支援して参ります。2013年度も引き続き生涯研修センターの充実に努めて参ります。
日本社会福祉士会は全国47都道府県社会福祉士会が参加する連合体組織としてスタートいたしました。これまで「本部」「支部」の関係で連携を図ってきたところでありますが、法人組織である都道府県社会福祉士会は、それぞれの事業目的を達成するために活動をしていくこととなります。日本社会福祉士会は、法人会員である都道府県社会福祉士会が共同で運営をする形となりますので、社会福祉士の倫理綱領に従って、社会福祉士の使命を果たすための全国的な取り組みと、社会福祉士個人の活動に支えられた都道府県ごとの取り組みとに役割が整理されます。連合体組織はまだ発足したばかりで課題も多々ありますが、私たち都道府県社会福祉士会の意思が日本社会福祉士会の運営に反映される仕組みとなっていますので、会員の皆様方のご意見をくみ取りながら運営に携わって参ります。
2012年度事業の主な成果は次の通りです。総会資料から抜粋
【総括】 私たち社会福祉士会は公益社団法人として新たな一歩を踏み出した。事業目的である「県民の福祉の向上」を目指し、「社会福祉士一人ひとりの資質を高める」為の取り組みを行ってきた。この1年間の取り組みを総括し、その成果を確認するとともに、残された課題を次年度に着実に引き継いでいきたい。 重点課題の「1.福岡県民のための地域での相談支援の促進」については、地域包括支援センター等への支援の強化とぱあとなあ福岡の体制整備を目標に掲げて取り組んだ。地域包括支援センターの社会福祉士等に対して、実務研修や実践報告会、虐待対応研修、メンター制度事業を実施した。市町村が取り組む地域包括ケアの推進に大いに寄与したものと考える。 ぱあとなあ福岡の体制整備については、家庭裁判所からの成年後見人等の推薦依頼に対 して、受任者の募集と調整を行うとともに、法人後見の受任も進めた。ぱあとなあ専従職員を配置して、ぱあとなあ福岡委員会と法人事務局の役割分担を行った。今後の課題としては、増大する受任件数に対応する人材の育成と未受任者への支援体制の整備、市民後見人養成に関する市町村等への支援方法の確立を急ぐ必要があると考える。 「2.福岡県社会福祉士会会員の実践力の向上」については、新生涯研修制度と認定社 会福祉士制度への対応に努めた。生涯研修センターを設置するための組織改編を行い、基礎研修Ⅰを実施するとともに認定社会福祉士制度の説明会を開催し、会員への周知に努めてきた。次年度の基礎研修Ⅱ開催、研修認証手続きに向けた準備を行うとともに、新たに医療委員会を設置して専門領域の体制を整えた。 2012年度事業計画は、重点課題の他にも第三者評価事業、被保護者支援事業、ホームレス支援事業、広報啓発事業、調査研究事業、福祉人材育成事業、資格取得支援事業、ブロック活動支援事業、法人運営事業を推進した。それぞれ担当理事を配置して、事業の進捗管理を行うとともに、委員会同士で連携して研修開催するなど効果的な研修実施に努めた。 1,400名を超える会員相互の顔の見える関係づくりが重要であることから、ブロック活動 の充実を図り、県単位で実施すべき事業と地域の特性に応じて実施する事業とに分化していくことも必要であると考えた。 |
2013年度の事業計画の重点施策は次の通りです。総会資料から抜粋
基本方針 昨年度は創立20周年の節目を迎え、公益社団法人への移行が無事完了した記念すべき 年であった。今年度は公益法人として、さらに飛躍の年となるよう新たな気持ちで会の運営に臨みたい。 本会の事業目的は、社会福祉の援助を必要とする福岡県民の生活と権利を擁護し、社会福祉に関する知識及び技術の県民への普及・啓発を行うとともに、社会福祉事業に携わる専門職員に対する技能の研鑽を行うことにより、地域福祉サービスの推進と発展を図り、もって福岡県民の社会福祉の向上に寄与することにある。 認定社会福祉士制度が2012年度からスタートして、社会福祉士一人ひとりの実践力の向上が求められている。それと同時に権利擁護の実践者として、地域社会からの期待に応えることが出来る人材の育成も急務であり、本会への期待は非常に大きい。県民からの負託に応えるべく、重点施策を中心として積極的に取り組んでいきたい。 重点施策 2.ブロック機能の充実と会員相互の顔の見える関係づくり 3.組織強化 4.創立20周年式典 |
詳細については、本会ホームページの資料室の「情報公開」に事業報告書が掲載されていますので、ご確認いただけます。
新年のご挨拶 (2013年1月)
新年あけましておめでとうございます。今年も会員の皆様方にとって幸多き年になりますようお祈り申し上げます。
昨年は、福岡県社会福祉士会が創立20周年を迎えました。ひとえに設立当初からご尽力いただいた諸先輩方の活躍のおかげでございます。厚く御礼申し上げます。本年は20周年式典の開催を予定しておりますので、楽しみにお待ちください。
本会活動は、一昨年の東日本大震災から日本社会福祉士会と協力して災害支援を継続するとともに、被災地の地域包括支援センターによる地域ネットワーク再構築事業にも会員を派遣するなど、専門職団体ならではのボランティア活動を展開することが出来ました。私事として、泉前会長からバトンを受け取り、県士会の体制づくりに奔走した数ヶ月間でございました。その間、会員からの温かいご支援と支えていただいた理事・事務局の皆様に感謝申し上げますとともに、残りの任期を全力で全うする決意でございます。
さて、今年は大仕事がくつかありますが、まず、生涯研修センターの設置と認定社会福祉士制度に対応するための研修認証に取り組んで参ります。基礎課程・専門課程ごとに研修実施体制を整えて参ります。そのための委員会再編を理事会で検討中です。
次に、ブロック機能の強化です。会員数が増え、名前と顔が一致しない仲間が多くなってきました。災害対応における迅速な安否確認や支援体制の構築に「顔の見える関係づくり」は欠かせません。公的委員の推薦や成年後見における受任調整も地域ごとに行うことが出来れば効率的です。
つめは、組織強化です。公益社団法人となった本会が5年後、10年後にどのような役割を果たしていくべきなのか、中長期のビジョンを策定していきたいと考えています。そのための組織拡大はとても重要です。会員一人一人の会費が運営の基盤であり、多くの知識と経験が集うことで県民の福祉の向上に寄与できるものと考えています。また、行政等からの委託事業を多数受託しておりますが、これらの事業成果についてしっかり評価するとともに雇用するスタッフへの専門的な助言(スーパービジョン)が必要であろうと考えております。
公益社団法人として県民の福祉の向上に対する期待は、益々高まっていくものと思われます。会員一人一人がたゆまぬ研鑽を行い、職能団体として組織を強固なものにしていくことが求められます。会長として、至らない点が多々あるかと思いますが、皆様方の温かいご支援を胸に「福岡県社会福祉士会ここに有り」と表されるよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。簡単ではございますが、新年のご挨拶といたします。
会長就任のご挨拶 (2012年6月)
この度、代表理事・会長に就任いたしました上釜でございます。泉前会長からバトンを受け、2年間の任期を全うできるよう努力精進して参りますので、どうぞよろしくお願いします。
本会は、この4月から公益社団法人として新たにスタートいたしました。県民の社会福祉の向上を目的として、実に多くの公益事業を展開しております。県民に対しましては、成年後見・権利擁護に関する事業、行政等からの委託事業、福祉サービス評価事業、高齢者虐待防止事業などのサービスを提供しておりますし、職能団体として、調査研究事業を通じて施策提言や本会事業運営等の広報啓発など情報発信に努めています。そして、会員の皆様方に最も重要と思われる新生涯研修制度及び認定社会福祉士制度の運用がございます。年間30回以上の研修事業を実施していることはご承知のとおりです。
さらに社会福祉士を目指す方への資格取得支援に力を入れておりますし、経験の浅い会員向けに見学や交流の場を企画しています。法人事務局の機能を強化するために適切な職員配置に努めていきます。また、本会と日本社会福祉士会は連合体組織として、より一層協力体制を深めて社会福祉士の地位向上を目指します。
新しく選任された理事の方々と協働しながら、これらの事業を推進していくことになりますが、まずは生涯研修制度の適切な運営を期するために、本会の委員会組織の再編から取り組んでいきたいと考えます。会員の皆様方からご意見を賜りながら、研修事業の充実を図って参ります。
私たちが福岡県民の期待に応えていくためには、1300余名という会員の皆様方のお力が是非必要です。総会や委員会活動に積極的に参画いただき、会の発展にご協力下さい。チームFCSW(福岡県社会福祉士会)を旗印に2年間頑張ります。