ご入会のお勧め①

 社会福祉士とは 

「社会福祉士」は、昭和62年に制定された「社会福祉士及び介護福祉士法」によって福祉分野では初めて制定された国家資格であり、平成元年を最初に毎年1回国家試験が行われています。合格して厚生労働省の名簿に登録してはじめて「社会福祉士」を名乗ることができる資格です。

法律的な表現を使うと「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むことに支障がある人々の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行う」専門職です。

 社会福祉士会は「社会福祉士」を代表する責任ある職能団体です

社会福祉士会は、「社会福祉士」有資格者が入会することができる職能団体です。全国47都道府県に社会福祉士会があり、現在全国で約4万5千人が所属しています。その全国組織としては、厚生労働省を主務官庁として公益社団法人日本社会福祉士会があり、各都道府県社会福祉士会が法人会員としての位置づけで連携しています。

私たちは、社会福祉士の英知と力を結集し、自己研鑽を積み、医療・保健・教育・司法等の関連機関領域の専門職の人たちと力を合わせ、新しい社会福祉サービスを担っていくために活動しています。また、『社会福祉士の倫理綱領』を行動の規範とし、社会福祉の援助を必要とする人々の生活と権利を護り、地域福祉の増進に寄与することを目的に活動しています。

福岡県社会福祉士会は、2005年2月1日付けで、福岡県から社団法人格を取得しました。そして、2012年3月19日には「公益社団法人」としての公益認定を受け、2012年4月1日付けで公益社団法人福岡県社会福祉士会として登記し再スタートいたしました。今後さらにその社会的責任と信用に的確に応えてまいります。 そのためには社会福祉士の一人ひとりの英知と力の結集がさらに必要です。とりもなおさず、社会福祉士会は国家資格「社会福祉士」を代表する責任ある職能団体です

 資格取得はスタートラインです

いま、社会福祉士には、専門職として質の高いサービスの提供が、従来にもまして求められています。この期待に応えていくためには、常に福祉に関する最新情報をタイムリーに入手するなど、社会福祉士一人ひとりの自己研鑽が欠かせません。国家資格の取得は、その点においてスタートラインに立ったことを意味します。社会福祉士会では、日本社会福祉士会の「生涯研修制度」を活用し、どの職場においてもプロのソーシャルワーカーとして活躍できる社会福祉士を目指す会員の自己研鑽をサポートしています。社会福祉士会への入会は、とりもなおさず、自分を磨く仲間と出会う場でもあるのです。

資格は取ったものの入会していない方は、将来のために、自分のために、そして社会のために、苦労して難関とされる国家試験合格をめざし取得したと思います。その資格をサビつかせ陳腐化させてはなりません。資格は学習したことの証しでしかありません。これからが社会福祉士しての力量を維持向上させる責任と義務があるのです。自分への投資はこれからも必要ではないでしょうか

 全国の社会福祉士とネットワーク

社会福祉士会の会員は、多業種多職種におよび、幅広く社会で活躍されています。そのような幅広く活躍している会員とネットワークを築くことができるのは、社会福祉士会会員の最大のメリットといえます。毎年、全国の社会福祉士会会員が1,000人規模で集う全国大会が開催され、交流を深めています。

全国の社会福祉士会会員は2005年度に2万人を、2010年度には3万人を超え、現在5万人に向け右肩上がりで増加の傾向です。県内のみならず全国の社会福祉士会会員とのネットワークに是非参加してください。

各都道府県社会福祉士会では、独自のホームページや会員のメーリングリストを展開しているほか、全国組織の日本社会福祉士会では約4万5千人の社会福祉士会会員のネットワークづくりを支援しています。社会福祉士会が開催する研修会や委員会活動に積極的に参加することにより、社会福祉士の孤立とサビ付きを防ぎます。

 得られるメリット 注目

【会員となることで得られるメリット】

①資格者としての自身の自覚を高め、より責任ある行動に結びつけることができます。
②福祉専門職としての社会的認知度を高められます。
③職能団体組織への所属感とそれを活かした活動への期待感が得られます。
福祉の最新情報が多岐多様にわたって直接的に入手できます。
(会員専用ホームページ、社会福祉士会ニュース、研究誌、etc.)
専門性や資質向上の機会があります。
(基礎研修、共通研修、専門研修、資格取得対策講座、研究会、etc.)
⑥本会主催の研修会を受講することができる。
(例、成年後見人養成研修、保健医療分野におけるソーシャルワーク専門研修、障害者の地域生活支援研修、実習指導者講習会など)
⑦新たな出会いの機会があり、人脈構築、ネットワークの拡大が可能です。
(全国大会、学会、研究大会、異業種交流会、他団体との交流など)
⑧社会福祉士会主催の研修会の参加費が会員割引になります。
(参加すればするだけお得です。投資した年会費の基は十分とれます。)
⑨日本社会福祉士会が発刊する市販の書籍等が、会員割引価格で購入できます。
⑩社会福祉士会の推薦を前提とした求人情報を得る機会に恵まれます。また、社会福祉士会の生涯研修制度で専門性を認定された会員を優先的に推薦していくケースが今後増えていきます。
(例えば、地域包括支援センター、介護認定審査会、障害支援区分認定審査会など)
⑪会員のネットワーク(人脈)を活かして、学習会、イベント、転職、求人情報等にも恵まれます。
⑫職場以外に視野が広がり、自分自身の幅を広げます。
⑬キャリアアップの道につながり、転職にも有利になります。

【委員会に所属し能動的に活動することで得られるメリット】

①多種の事業委員会活動を通して、公益的な事業の活動実践に加わることができます。(成年後見センターぱあとなあ、福祉サービス第三者評価事業、高齢者虐待対応チーム、ホームレス支援事業推進チームなど)
②多種の運営委員会活動を通して、会の活性化と共益的な活動実践の一翼を担うことができます。(研修委員会、高齢者委員会、障害者委員会、医療委員会、児童・家庭委員会など)
③多種の内部委員会活動を通して、組織内活動を理解し、会運営活動実践に参画できます。(ユース委員会、広報委員会、資格取得支援事業推進チームなど)

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