活動紹介
委員会
広報委員会
広報委員会では、①福岡県社会福祉士会の広報啓発活動に努める、②会員への情報発信、③ブロック活動の広報の支援の3つの方針を基に活動を行っています。
具体的には、「ふくおか社会福祉士通信」(年10回)の監修をメインに行っています。
本年度からは、さらに有益な会報に挑戦する為、社会福祉の各分野専門職へのインタビューの実施及び内容の掲載等、会員の方に研修会のお知らせだけでなく、読んで学べる会報を作成する事を目標に、日々取り組みを行っています。
また、社会福祉士会の活動を県民の方にも知っていただく為、年1回県民対象の講演会を開催(昨年3月、クローバープラザに水谷修氏を講師に招いて行う)、パンフレット作成等も行っています。
ユース委員会
ユース委員会では、若年者や経験年数の少ない会員のスキルアップの場となる事、またソーシャルワーカー間の交流を深める場となることを目的に、高齢・児童・障害・司法等と分野を問わず、今日的課題を中心に取り上げた施設見学研修会や講師を招いての座学講習会、テニスレクリエーションやバーベキュー等の懇親交流会を企画、実施しております。
今後も、会員の皆様のスキルアップのお役に立てるよう皆様の興味のある出来事や施設見学等をいち早く汲み取り、ユース層の視点からみたユースならではの研修会、交流会を企画、実施していきたいと思っております。
基礎研修委員会
当委員会では、社会福祉士の専門性と質の向上を目指し、日本社会福祉士会の生涯研修制度に沿って基礎研修を運営しています。
1年目の基礎研修Ⅰでは、社会福祉士会の歴史や組織・生涯研修制度、2年目の基礎研修Ⅱでは、実践事例検討や社会調査・福祉計画・社会資源開発・ネットワーク構築、3年目の基礎研修Ⅲでは、スーパービジョン・組織マネジメント・実践研究等に関する研修を計画的に提供し、認定社会福祉士を目指す社会福祉士会会員のキャリアアップを支援します。
児童・家庭委員会
当委員会では、本会会員の皆様を対象に子どもの福祉ならびに家庭・家族福祉に関する研修会を開催していきます。
この研修会が福祉現場で活動しておられる方々にとって、日ごろの実践を振り返る良い機会となるような、また実践力向上につながる学びの機会となるような、有効で有意義な研修を企画・運営していきたいと考えております。
この研修会の企画・運営にあたっては、毎月、博多事務所で定例会議を行って様々な意見を出し合うとともに、自主的な勉強会なども行いながら、より充実した研修内容になるよう、日々、検討を重ねております。
当委員会が実施する研修会に、ご参加いただけると幸いです。多くの皆様のご参加、心よりお待ちしております。
障がい者支援委員会
障がい者支援委員会では、会員の皆様を対象に障がい福祉に関する研修会を開催しております。今後、認定社会福祉士を目指す方はもちろん、障がい福祉に関するお仕事をされている方の実践力向上のためにも有効な研修会を企画運営していきます。
また、県内各地域における自治体からの障害支援区分等審査委員推薦依頼にも対応し、障がい福祉の向上に、委員会として対応しています。
身体・知的・精神といった障がいの枠を越えて、楽しい委員会活動を展開しています。
毎月開催する博多事務所での会議では「まじめ」に、年に何度か不定期で開催される懇親会では「楽しく」活動しています。
障がい者支援委員会の活動に興味のある方は、一度研修会に参加してみませんか?
同時に、障がい者支援委員会で一緒に活動していただける方もお待ちしております。
高齢者委員会
日本は、現在超高齢社会を迎えており、今後より一層の支援体制の構築や専門職としてのスキルアップが求められています。
高齢者を支える為には、医療や介護を始めとする様々な機関との連携や調整が不可欠となります。
そのような中、高齢者委員会では高齢者分野における一流の社会福祉士育成の為に、必要なスキルや知識の習得を目指し、社会福祉士がチームを牽引出来る様な研修計画を考えています。
皆さんと共に、社会福祉士の重要性を社会に向け発信していきたいと考えておりますので、是非高齢者委員会で共に活動しましょう!
興味のある方は一度研修会に御参加ください。
医療委員会
日本社会福祉士会が示した「新・生涯研修制度」に伴い、新しく設置されました。
「専門研修・医療分野指針」に基づいて、医療分野でソーシャルワーカーとして働いている社会福祉士のスキルアップを目指します。
2013年度は、「理論・アプローチ別科目」を設定し、理論・アプローチの起源やその内容また患者やその家族への支援の展開、支援の実際を学びます。
研修は、1単位15時間を3日間に設定し、講義・演習そしてロールプレイを通じて、実践的に学びます。
2014年度からは、「認定社会福祉士研修」として認証されるべく認定申請致します。
地域社会・多文化委員会
地域社会・多文化委員会は県民ひとり一人の皆様の暮らしや、各地域の独特の文化等を必要とされる多くの視点から考え、魅力ある社会を提案します。また、主に関わる分野は生涯研修制度でも主に担当する、司法福祉、地域包括ケア、就労・社会参加、家族支援、貧困・低所得と自立支援、災害対応・支援、地域開発・地域福祉活動、自殺問題等の幅広い分野、外国人への対応また、外国文化の理解です。
これらの分野は、マイノリティ的な要素も多く、個々の声が社会に届きにくいことや解決しなければならない問題を見過ごしてしまいがちです。
みんなで力を合わせ、もっと活力ある魅力的な地域社会を目指し、頼られる社会福祉士としての学びを会員の皆様と共に深めていきたいと思っています。
実習指導者養成研究委員会
実習指導者養成研究委員会では、社会福祉援助技術現場実習を受け入れるために修了が条件になっている「実習指導者講習会」を開催しています。2008年、2010年、2011年、2012年と開催し、これまで約580人が修了しました。また、修了生を対象にフォローアップ研修も毎年開催しています。
委員は、高齢や障害分野の施設や相談事業所に従事している職員が多く、その他行政職員や学識経験者を含めた8人で構成しています。2013年度は「実習指導者講習会」やフォローアップ研修の開催の他、実習プログラミングや実習スーパービジョン契約書等の調査研究事業にも力を入れています。
これからも、社会福祉士の卵が一人でも多く孵り羽ばたけるように、福岡県内で実習ができる環境を整えていきたいと思います。
社会福祉実践研究支援委員会
社会福祉実践研究支援委員会は、約7年前に発足しました。社会福祉士として、現場で活躍されている会員の皆様に、実践の活動報告、研究等を発表する場を提供するため年1回の研究誌を発行しています。当初は、職場内の悩みなどを解消するスキルとして、昨今注目されている「コーチング」の研修会等を行いながら、実践に役立つような企画を行っておりました。その他、実践を文章化するためのヒントとなるよう「論文の書き方講習会」を開催しました。
忙しい業務の中で、研究や文章を書くことは、大変な作業だと思います。しかし、自分の業務を省みる姿勢は、常に必要な姿勢であることも確かです。自分以外の社会福祉士がどのような活動をしているのかを知ることで、視野が広がると思います。
社会福祉士の職域は幅広く、様々な場面で活躍されている。認知度も今後広がっていくことと思います。その中で、スキルアップをしていくための一つのステップとして、この研究誌が皆様のお役に立てて頂けるよう支援していきたいと思います。是非、ご自分の実践を文章化して頂き投稿して下さい。
地域包括ケア推進委員会
地域包括ケア推進委員会は、地域包括支援センター(以下、包括センター)に従事する社会福祉士を支援する為に、研修・実践報告会の開催や情報交換の場としてのメーリングリスト、メンター制度を運営しています。
2006年に包括センターが設置されたと同時に「地域包括支援センター支援委員会」として発足し、現在は包括センター従事者の他、行政職員、障害者相談支援事業所職員等で委員会を構成しています。これまで「地域包括支援センター社会福祉士実務研修」を毎年開催してきた以外に、高齢者虐待事例検討会や専門職会議(意見交換会)を開催してきました。
2010年からは年1回実践報告会を開催し、県内の地域包括支援センターの実践を蓄積しています。
2011年からは経験が少なく身近に相談者がいない社会福祉士を直接支援するために、年間を通じて委員、協力員がメンターとして相談役になってきました。
2012年度からは地域包括ケア推進委員会としてリニューアルし、これまでの活動に加えて、地域包括ケア推進のために調査・研究にも力を入れています。
ぱあとなあ福岡委員会
ぱあとなあ福岡では、成年後見制度の普及啓発、安定した成年後見人の養成や推薦を行うことを目的としています。成年後見制度が開始した2000年から準備期間を経た後、ぱあとなあ福岡委員会が設置されました。委員会が発足した当初、まずは成年後見制度を知っていただき、利用していただくために「成年後見活用講座」を開催してまいりましたが、これは現在でも毎年開催しており、好評をいただいています。
また、専門職として質の高い後見人を推薦するために、名簿登録者は「成年後見人養成研修」を修了した会員に限っています。発足当初は少なかった名簿登録者も、現在では200名を超えています。高齢者に加え、障がい者の福祉サービスにも利用契約が必要となってからは、成年後見人の需要も増える一方です。
今後は、これまで同様、成年後見制度の普及啓発を行うと共に、数だけでなく、質の担保にも努めていきたいと考えています。認知症があっても、障がいがあっても、すべての人が安心して暮らせる街、福岡! これからも権利擁護のため、一丸となって努めてまいりたいと思います。
ブロック
福岡ブロック
地域に根ざしたソーシャルワークのために、地域ごとの社会福祉士の交流や研鑽を目的としています。また、非会員の社会福祉士に入会を促進し、更なるネットワークの構築を目指します。
本会会員の中で所属が最も多い福岡ブロックで、その範囲は福岡市・宗像市・古賀市・春日市・大野城市・太宰府市・筑紫野市・糸島市、福津市・糟屋郡・筑紫郡です。研鑽のため、時代に応じた研修を企画・実施するほか、最近では相談・啓発事業として、地元の社会福祉協議会が実施する福祉祭りに参加し、相談受付や本会パンフレット配布などの活動を行っています。
福岡ブロックには、人口150万人を超えた福岡市を含んでいます。また、ブロックの範囲が広範囲にわたるため、本会会員以外にも、まだまだ、たくさんの社会福祉士が活動していると思います。地域に根ざしたネットワーク作りのため、そして研鑽のため、魅力的な研修や活動をどんどん企画していきたいと思います。
北九州ブロック
北九州ブロックでは、ソーシャルワーカーの「顔の見える関係作り」を大切にし、人的社会資源の繋がりを作る場の提供を目的に、年に2回の研修会を開催しています。
活動目標に 「一人・一人キャンペーン(会員一人が一人の入会を促す)」を設定し、「北九州ブロック会員(仲間)倍増計画」を柱とした、活動を展開しています。
ソーシャルワーカーとして悩む場面も多いと思いますが、そんな時こそ、北九州ブロックの研修会に参加してください。ソーシャルワーカーとして経験豊富な先輩に相談できたり、同じ悩みを持つ仲間と出会えたり、様々な出会いがあなたを待っています。
まずは、年に2回の研修会に参加してみませんか?研修会の後の懇親会も是非参加してください!!
北九州大好きで、ハートの熱い幹事がお待ちしております。
同時に、北九州ブロックで一緒に活動していただける方もお待ちしております。
筑豊ブロック
筑豊ブロックは、現在7名で活動しています。筑豊ブロックでは、「筑豊地区会員間のネットワーク作り」「会員をサポートできる体制作り」また、「筑豊地域の医療・福祉に関する他団体と連携し、ネットワークの構築を図る」ことを目的に研修会を企画しています。昨年度の研修会は、「仕事に対する思い」をテーマに自分のスキルアップの為に取り組んでみたいこと、職場ではなかなかうまくいかないこと等を語り合い、お互いの専門職としての悩みや課題を共有する事が出来ました。この研修会で抽出した会員のニーズに基づき、2013年度は、成年後見制度についての研修会を開催致しました。
今後は、悩みを本音で語り合える様にレクリエーションを含んだ研修会や交流会を企画する等、継続してネットワークを構築していきたいと考えています。
筑豊の社会福祉士の皆さま!お互い顔の見える関係になる為に、先ずは素敵な「出会い」です。ぜひ筑豊ブロックの活動に一緒に参加してみませんか!
筑後ブロック
社会福祉士として現場で対人援助を行うには、幅広い知識やネットワークが必要になります。その為に筑後ブロックでは重点目標として下記の3点を掲げ活動を行っています。
①社会福祉士として必要な知識、技術の向上に邁進する。
②研修会の積極的な呼びかけをし、会員数の拡大を目指す。
③筑後ブロックの会員相互の連携を深め顔の見えるネットワーク作りを行い、団体としての結束力を高める。
事業は研修会の企画、運営が主ですが、様々な分野で勤務する会員の皆さんと交流し、新たなる発見があるような取り組みを企画しています。
筑後ブロックのエリアにお住いの会員さんは、是非私たちと一緒に活動をやってみませんか?
事業部
資格取得支援事業推進チーム
私たち資格取得支援事業推進チームは、国家資格「社会福祉士」の資格取得を目指す方々(大学生や社会人)に対して、受験対策講座や模擬試験を開催し、合格をめざし資格取得を支援しています。受験対策講座の講師は全て本会の会員で、合格のための傾向と対策、受験勉強のコツや技術も熟知した講師が自らの合格経験をもとに講義をしています。
受験対策講座は毎年8月から9月にかけて、社会人の方への配慮のため、土日祝日に行い、のべ8日間にわたって開催しております。
この講座が終了したあとに、日本社会福祉士会と連携して社会福祉士全国統一模試を開催しています。
本会の受験対策講座と模擬試験を受けた方の国家試験合格率については顕著に高く、追跡調査の結果、約3人に2人以上という高い実績を誇っています。
被保護者等支援事業推進チーム
被保護者支援事業推進チームは2005年度に福岡県から委託を受けて始まった「長期入院被保護者社会復帰事業」を推進するコーディネート・アドバイザーのチームです。
当初は、田川・粕屋・遠賀保健福祉環境事務所において始まり、2007年度から生活保護法を所管する全ての保健福祉環境事務所で実施されています。また、2008年度からは「宮若市」そして2012年度からは「直方市」においても実施されています。
コーディネート・アドバイザーは、各保護課ケースワーカーと連携し、6か月以上にわたり長期入院している患者への個別支援を行っています。
あくまでも主治医が退院可能と判断した患者を対象に、退院後の住まいの確保や、地域社会での受け入れに関して調整を図っています。入院が長期化すると、本人が退院に消極的になる傾向もありますが、見学や体験入所などにより動機づけを行っています。
月に一度スタッフが集まり、ピアスーパーバイズを兼ねた会議を開き、退院支援に関する現状と課題を整理し、お互いの資質向上に努めています。
子どもの健全育成支援事業推進チーム
子どもの健全育成支援事業とは、生活保護世帯の小・中学生とその保護者に対して、子ども本人及びその世帯が抱える課題の整理を行い、高校進学等のキャリア支援を通じて、子どもの社会的自立を図るものです。
また、子どもの成長発達ならびに健全育成という観点から、学校等関係機関との連携を図りながら、被保護有子世帯が抱える様々な課題への取り組みや、子どもの就学や進学に係る相談支援を行い、次世代を担う子どもの就労自立を促すことによって貧困の連鎖を生まない環境づくりに取り組む事業です。
本会では、現在、福岡市と久留米市において上記事業を受託・実施しております。
子どもの健全育成事業推進チームでは、上記の事業を円滑に運営していくために、①定期的な運営会議の開催、②スーパービジョンの実施、③安定した人材の確保などを年間事業計画に掲げ、計画的に取り組んでおります。
ホームレス自立支援事業推進チーム
2009年6月、ホームレスの自立支援を図るために本会が福岡市から受託し、事業を始めました。ホームレスの自立支援のみならず、ホームレスになるおそれのある人も支援の対象になっています。
現状としては、24時間営業の店などで短期の滞在を繰り返すホームレス予備軍の若者は増えており、生活への支援や就労支援を行うなかで自立につなげていく取り組みが欠かせません。
ホームレスになる人は低学歴や障がいのある人に集中していることも判明している中、日常生活、社会生活、就労の場面で本人に関わる支援や医療・福祉関係機関との連携や代弁機能が特に重要となっています。
例えば相談員が市内の主要地を巡回し、対象者と関わり活動していき、就労意欲のあるホームレスの方を関係機関につなぐことで、本人の生活の場の確保と就労への道筋ができるなど、本人が抱える問題の解決や社会生活上の自立に向けて種々の進展があります。
また、社会生活への適応が困難な人々に対して、居宅に入った元ホームレスの孤立化の予防や地域社会への参加や生きがいづくり等の支援を行うことやサロン活動の継続参加の中から元ホームレスによる自主的な清掃活動が始まるなど、相談員のアフターケア活動を通して、さまざまな成果が現れています。