会長あいさつ

記事一覧へ戻る

新年のご挨拶 (2015年1月)

 DSC_2909

新年あけましておめでとうございます。
  福岡県民の皆様、会員の皆様におかれましては、実り多き一年となりますようご祈念申し上げます。
  私たち社会福祉士会は公益社団法人として3年目を迎えますが、昨年を振り返ってみると大変厳しいものであったと重く受け止めております。行政等委託事業における労務管理において法令違反を指摘され、労働基準局からの是正勧告等を受けたことや時間外労働にたいする不払いを疑念する新聞報道がなされました。このことで会の名誉を著しく傷つけ、会員個人に対しても言われなき中傷があったかもしれません。会員の代表として、その執行を預かる立場として、深くお詫び申し上げます。今後このようなことがないように再発防止に努めて参ります。
 
  さて私たちは、公益法人としてどのように取り組んでいけば定款に定める事業目的を達成できるでしょうか。目的は、職能団体として県民の福祉の向上に寄与することであり、会員の資質向上に向けた研修制度の充実と専門性を発揮する実践活動を展開することであります。
  その答えは「顔の見える関係作り」「会員同士のつながり」であると考えています。会員の皆様方の想いは、社会福祉士として専門性を高めたい、理論に裏打ちされた実践力を社会に還元していきたい、福祉の支援が必要な利用者の幸福を追求したい、といったことだろうと拝察いたします。私たちは一人では取り組みにくいことであっても、集団となって知恵を出し合えば、相当なソーシャルアクションが起こせることを知っています。そして、ホームレス支援、長期入院患者の退院促進、成年後見制度の発展など、社会的な要請に職能団体として応えてきた実績があります。事業推進に携わってきた先輩方の「つながり」があったからこその成果と確信しています。
 
  私は県民の皆様方に社会福祉士会の取り組みを見守って頂きたいと思っています。この一年、どのような事業に取り組んで、どのような成果を発揮することができたのか、きちんと広報周知して参ります。
  最後に会員の皆様には「県民の福祉の向上と社会福祉士の専門性の向上に寄与する」ために一肌脱いで頂きたいと思います。それは会員活動への「参加」と「協働」によって達成できると考えています。「会の活動に積極的に参加すること」「研修受講をすること」「研究活動をすること」「一人でも多くの社会福祉士とつながること」など、どんなことでも結構です。全員野球で社会福祉の夢を語っていきませんか。
  役員一同、会員の皆様方の力を借りながら一意専心取り組んで参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

公益社団法人福岡県社会福祉士会
会長  上釜 光輝